F1 勉強中

F1を中心にモータースポーツ関連の記事を書きます。

日本とF1

F1はヨーロッパを主戦場に行われるスポーツであり、

サーキットだけでなく、チームやドライバーについてもヨーロッパを中心として

構成されています。

 

しかし、日本もF1、ひいてはモータースポーツにおいてはレース大国と言うのにふさわしい国なのです。

そこで、「日本とF1」と言う観点で今後いくつかまとめた記事を掲載していきます。

日本とF1の関係性についてはざっと以下の様な感じでしょうか。

 

日本のF1ドライバー

 

 
 
 
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2020年現在、F1ドライバーにはレギュラードライバーに万一の事があった際に出場できるリザーブドライバーを含め、日本人ドライバーは一人もいません。

しかしかつてはアイルトンセナのチームメイト、中嶋悟をはじめとし多くの日本人ドライバーがF1の舞台で活躍しています。

 

日本のチーム、メーカー

 
 
 
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2020年現在F1に参加する日本のメーカーはホンダがエンジン供給として参戦しているのみで、その他にチームや供給元として大々的に参戦しているところはありません。

こちらもかつてはトヨタブリジストンをはじめとした大手メーカーやバブルの頃は不動産で成功した企業が多く参戦していました。

 

日本の国内カテゴリー

 
 
 
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F1をはじめモータースポーツではレースのシリーズを「カテゴリー」と呼びますが、日本は国内にフォーミュラカーレースのトップカテゴリが存在する国です。

国内フォーミュラのトップである「スーパーフォーミュラ(SF)」は海外から有力選手も参戦する世界的なカテゴリーとなり、F1へ乗るための条件となるスーパーライセンスポイントも発行されるハイレベルなレースが展開されています。

かつてはシューマッハや最近ではストフェルバンドーン、ピエールガスリーなども日本に武者修行に来ていた経緯があります。

 

 

 

現在は少し関係が薄くなっている日本とF1についてですが、ゆくゆくはF1に乗る事を期待されている日本人選手の活躍などトピックスもいくつかあり、今後の展開に期待です。

 

 

 

 

 

走ってないのにシリーシーズン、2021年のドライバー移籍事情

野球などのスポーツで冬季のオフシーズンに選手の移籍が話題になることを「ストーブリーグ」なんて言い方をしますが、F1にも「シリーシーズン」(おかしなシーズン)と呼ばれる移籍に関するアレコレが毎年話題になります。

特にF1は各チーム2名しか選手がいないので次の年にメンバーが一変することもしばしば。

コロナウイルスの影響で延期となっているF1の2020年シーズンですが、なんとシーズン開始前にシリーシーズンが始まってしまうという異例の事態が起こっています。

今現在確定した2021年のドライバーチェンジについてその要因や期待、最後にシーズンの見どころを考察していきます。

 

2020年6月現在の2021シーズンのドライバー移籍情報

・セバスチャンベッテルフェラーリ離脱

 
 
 
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1つ目のピースとして4度の世界チャンピオン経験者のベッテルフェラーリ離脱を発表。

離脱の原因として噂されているのは主に以下の3点です。

 

ルクレールをエースとするフェラーリの体制

ベッテルのチームメイトとなったルクレールは2019年シーズンにフェラーリのお膝元、イタリアGPで優勝。(さながらあの熱狂は甲子園球場阪神が優勝を決める様な感じだと思います。)チーム・ファンともにイタリアGP以降はガラッとルクレールをエースとするムードになりました。

 

②チームからの単年契約・年俸ダウンの提示

ベッテルはF1レーサーとしては珍しくマネージャーを置かずに自身のマネジメントを行っています。

交渉の中でフェラーリは複数年ではなく単年の契約を提示、ベッテルが最後まで条件を飲まず交渉は決裂したと噂されます。

年俸に関しても大幅ダウンの提示となった様で、ルクレールのセカンドドライバーとも取れるチームの扱い、年俸金額・条件ダウンでの契約更改に対してベッテルは移籍を決めたのでしょう。

 

ベッテルフェラーリの不正を知っており嫌がっていた??

その他、あくまで噂ですが個人的には非常に興味深い噂がこの説です。

ベッテルはマシンの設計など技術的な知識・興味が旺盛なドライバーとして知られます。

サーキットではレースや予選の後に止めてあるライバルチームのマシンを凝視して自らのマシンとの違いを探ることもしばしば。

2019年シーズンのフェラーリマシン「SF90」は後半にかけて競争力が改善、その後レギュレーション違反の疑惑が持ち上がり、第19戦アメリカ以降に出された技術指令以降、マシンの競争力は急速に減衰しました。

チームはあくまでも違反については否定を続けておりますが、ベッテルがこの時にマシンの不正を知っており、不正を隠そうとするチームとの間に軋轢が生じたという可能性があります。

「現役レーサーで一番イイ奴」とも言われるベッテルですから、あながち間違いではないとも考えられます。またフェラーリ離脱の情報はベッテル自身がリークしたという噂もあり、それが本当だとしたらチームと決裂し、自身で関係を絶ったという風にも取れます。

 

・カルロスサインツフェラーリへ移籍

 
 
 
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ベッテル離脱の情報の直後、マクラーレンからサインツフェラーリへ移籍するという情報がオフィシャルで発表されました。

もともとフェラーリのドライバー候補には後述のリカルドとサインツ、そしてフェラーリの育成ドライバー出身のジョビナッツィが挙げられていましたが、シートを射止めたのは元レッドブル育成のサインツでした。

サインツといえば2019シーズンではルーキーのランドノリスとの相性が良く、少し年の離れた兄弟の様な間柄が話題でした。

(ランドはルクレールとのシムレースの中で「よくも僕のチームメイトを盗ったな!」とチャット上でコメントしています。)

またブラジルGPでの判定による表彰式終了後の初表彰台や、無線で口ずさむシャーデーの楽曲「smooth operator」の一節など成績・キャラクターともに2019年にブレイクしたレーサーです。

マクラーレンをエンジンサプライヤーであるルノーに勝るコンスト4位に導いた活躍が評価された移籍劇と言えます。

 

・ダニエルリカルドがマクラーレンへ移籍

 
 
 
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さて、フェラーリドライバーの有力候補と言われていたリカルドですが、2021よりサインツが抜けるマクラーレンに移籍することが発表されています。

 

リカルドはイタリア人?

そもそもリカルドがフェラーリ移籍の有力候補と言われていたのはその実力に加え「イタリア系である」ということも一因と言われています。

リカルドはオーストラリア出身のドライバーとして知られますが、両親はイタリア人。

どことなくはっきりした顔立ちや、性格も明るくおおらかなイタリア人に見えます。

名前もダニエル・リチャルドと呼ばれることがあり、イタリア人っぽさがありますよね。

(ちなみにマックスフェルスタッペンはこの移籍ニュースが出る直前にメディアのインタビューで「次のフェラーリドライバーはイタリア語っぽい名前の奴かスペインっぽい名前の奴かどっちだと思う?」と聞かれ「スペイン系だね!」と答えています。)

 

リカルドとルノーの関係

リカルドはレッドブル時代からルノーエンジンのマシンにキャリアを通して長く乗っています。

一方でルノーエンジンの信頼性のなさには度々泣かされており、昨シーズンはミスなく走りきった日本GPでのポイントがチームの車両規定違反により剥奪されるなど決してチームやPUを含むマシンと相性が良い印象が感じられませんでした。

マクラーレンは2021年シーズンからメルセデスエンジンを使用することが発表されていますが、その初年度に巻き返しを図るつもりなのでしょうか。

ライバルチームが熟成されたレギュレーションの中で仕上げるマシンに対し、マシンに大きな変革があるチームは不利になりそう、とも考えられますが、チャンピオンエンジンであるメルセデスを使用できることに加え、マクラーレンにはテクニカルディレクターにエンジン載せ替え職人とも呼ばれるジェームズ・キーがいることも好材料と言えます。

世界3大レースの1つであるモナコGPウィナーでもあるリカルドの2021年以降の活躍に期待したいです。

 

 

2020年の見どころ

ベッテルフェラーリラストイヤー

ベッテルフェラーリで同郷の先輩シューマッハの様にチームを引っ張りライコネン以来のフェラーリチャンピオンになれるのか。

2021年の見どころ

ルクレールサインツ体制の新生フェラーリ

ルクレール加入以降同士討ちやチームオーダーでの争いが絶えないフェラーリ

新加入のサインツを迎え強いフェラーリの時代が訪れるのか。

マクラーレンメルセデスの復活

かつてグランプリを席巻したマクラーレンメルセデスのタッグが帰ってくる。

メルセデスがF1を撤退しエンジンサプライヤーとして残る、という噂がコロナウイルスによる不況の影響で加速する中、かつてベッテルを対戦成績で上回ったリカルドはチャンピオン争いに絡むことはできるのだろうか。

 

 

 

今後のドライバー情報についても注目して参ります。

まずはオーストリアで開幕予定の2020年シーズンが待ち遠しいですね。 

 

 

 

F1とは

F1とは? F1は特殊!

F1とは

F1の言葉の意味については詳しい説明がたくさん世の中にありますので、ここではまず概念をまとめたいと思います。

F1とはズバリ「選手が運転の速さを競うスポーツ」であり、「クルマ製造者の開発競争」です。この記事では2つの側面から「F1とは」を考えてみましょう。

 

・スポーツとして

F1は1チーム2名の選手がおり10チーム、計20名でレースを行い順位を競うスポーツです。年間のレース成績(=獲得したポイントの合計)でドライバーズチャンピオンが決まります。

他のスポーツと比べ決定的に違うのは各チームがオリジナル、いわばお手製のクルマでスポーツを行う点です。さながら「鳥人間コンテスト」のように、部活のメンバーが力を合わせて作ったクルマを使ってドライバーたちはレースを闘うのです。

・開発競争として

よって、F1は選手による運転の上手さだけでなくマシンを製作するチーム同士の闘いでもあります。各チームの2名の選手が獲得したポイントの合計がそのままチームの得点となり、コンストラクターズチャンピオンが決まります。F1ではどのチームもオリジナルのマシン製作者であり、その意味でコンストラクターと呼ばれています。

代表的なコンストラクターにはフェラーリマクラーレンなどがあります。

コンストラクターズの中には自動車メーカーとそうでないチームがありますが、それはまた別の機会に。

 

 

 

まとめ

F1とは「スポーツ」であり「開発競争」

所属チームのマシンで成績が左右されるという他のスポーツに無い特徴がある為初めはとっつきにくいですが、世界一早いマシンを作るためのチーム間の競争とそれを走らせるドライバーの闘いが大きな魅力です。

 

 

 

「F1 勉強中」について

ブログ開設にあたって

私が初めてF1を観戦したのは2017年鈴鹿サーキットで行われた日本グランプリでした。

当時はマクラーレン・ホンダのタッグ最終年。

F1について全く知らないまま友人に誘われて観戦したはじめてのF1はフリープラクティス、予選、決勝と時間をかけて行われるセッションや、色とりどりのマシン、聞き慣れないドライバー名など何もかもが新鮮でした。

 

今年は新型コロナウイルスの影響で未だF1に於いてはレースが行われておらず、ファンにとっては再開が待ち遠しい限りです。

いざ今年のシーズンが始まった時に一人でも多くのF1ファンが増えることを祈って、また自分自身のまとめの意味を込めてこのブログを開設しました。

 

出来るだけ平易な言葉で私が知りたかったことや日々の考察を記事にしていきたいと思います。